モデルコース2.03
296/535

296 パートC3:詳細な講義指導要目 はじめに 詳細な講義指導要目は、一連の学習目的で構成されている。学習目的は、訓練生が何をすれば知識や技能が身についたことを示すことになるかを表したものである。 したがって、1つ1つの訓練の成果には、さらに、訓練生が習得すべき達成要素が挙げてある。講義指導要目には、その後に続く表に、訓練生に求められる達成事項が記載されている。 インストラクターが授業の準備をする際や授業をする際に活用できるように、IMO参考資料、IMO出版物、テキスト、補助教材が示されている。 コースの枠組みで挙げた資料は、詳細な講義指導要目を作成する際に使用したものである。特に次の資料はインストラクターにとって有益な情報源になる。 補助教材(Aで表す) IMO参考資料(Rで表す) テキスト(Tで表す) 指導要目の表中の情報の解説 各表は次のような構成になっている。表の一番上の行は、訓練の対象となる職務(Function)を示す。職務は、STCWコードで規定されている仕事や責務の総称である。船上におけるある専門領域や部門別の責務を構成する活動が記載されている。 見出しの最初には、能力(Competence)と書かれている。各職務には複数の能力が含まれる。たとえば、職務3の「船舶の運航を制御し、管理職として乗組員に対して責任を持つ」には、複数の能力が含まれる。本モデルコースでは各能力は固有の番号で識別している。 上記の職務では、「トリム、安定性、応力を制御する」がその能力になる。番号は3.1で、職務3の1番目の能力であることを表す。この「能力」という言葉は、個人が船上においてある仕事や責務を安全かつ効率的に時宜にかなって遂行するための知識の応用、理解、技能、技術、経験を意味する。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です