モデルコース2.03
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162 とからも、2番右舷側ビルジ管の温度は唯一確かな測定値であると考えるのは妥当であろう。 温度計をビルジ管まで降ろし、4~5分後に引き上げるという通常の方法は不確かであまり価値がないと考えられる。 船が高雄に到着したとき、停泊場所はどこも空いていなかった。しかし、船主が圧力をかけ、船主の費用負担で、2月23日、係船浮標に停泊した。 すべてのハッチを開け、2名の海難救助協会の検査官による石炭の表面検査の結果、表面は熱くなかったが、300mmまで徐々に掘り進めると温度の上昇が認められた。3番ハッチでは、温度計容器を取って別の場所に入れなおしたところが2つの穴になっていて、そこから蒸気が出ていた。 4mの長さの容器を用意し、3番船倉に設置した。この温度計は48℃を示した。さらに、2.5mの容器を取り付けて測定すると、これも48℃を示した。 2月25日、これらの2つの容器を、2mの容器の近くに入れ直した。温度は2mが80℃、2.5mが62℃、4mが70℃であった。 高温層の分布図を作るため、3番船倉の前方部、中央部、後方部の深さ1、2、3、4mの位置に設置できるよう、パイプと温度計を注文した。しかし、これらの温度計容器を作成する前に、船は停泊したため、この調査は行われなかった。 船が港に入った後、船長と海難救助協会の検査官が、荷揚げに関する問題を話し合った。 1) 停泊時、最高温度は80℃で、この温度で安定しているようだった。 2) 細く蒸気が立ちのぼっていた以外は、煙も火も見えなかった。

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